子育てが終わった喪失感「空の巣症候群」の乗り越え方

50代の女性に多いと言われている空の巣症候群』をご存じですか?

子どもが進学や就職によって独立することをきっかけに、何もする気が起きず無気力になることを、『空の巣(からのす)症候群』と呼びます。
にぎやかだった家が静かになる様子が、ひな鳥が巣立った後の空っぽになった巣に似ていることから、そう名付けられています。

空の巣症候群は一時的なものだといわれていますが、適切な対処法を知ることで、より早く前向きな気持ちを取り戻すことができます。

新しい趣味で自分を再発見

あらためて自分自身の趣味や関心を再確認してみませんか。
たとえば、これまで時間がなくてあきらめていた旅行やスポーツ、料理教室に通うなど、思いつくことをやってみるいい機会です。

新しい世界に踏みだすことで、同じ趣味を持つ仲間との出会いがあるかもしれません。また、新たな活動をすることで自己成長を感じるのもいいですね。時間がたつのを忘れるほど没頭できることを見つけてみませんか?

ペットと暮らす

ペットの世話をすることで規則正しい生活リズムが生まれます。散歩やペットイベントへの参加など、新たな交流の場が広がることもあります。

夫婦仲を整える

子供が巣立ったあと、夫婦2人の生活がはじまります。
夫婦の関係が良ければ、悩みや症状を夫婦で共有しすることで、気持ちの落ち込みからの早い回復が見込めます。

夫婦のコミュニケーションの回復が難しければ、家族以外のコミュニティやグループ活動への参加、ボランティアなど新たな友人を作る機会を探してみます。

最後に

『空の巣症候群』は、新しい人生のステージに進むための通過点とも言えます。
人生の岐路として、これまでの人生を振り返り、じっくりと立ち止まって、人生100年時代の残りの時間を楽しく生きるためのよいきっかけにできたらいいですね。

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